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三重県の観光スポットといえば、伊勢神宮をはじめとする神社やリアス式海外や熊野灘に代表される海に鈴鹿山脈などの豊かな自然を思い浮かべることが多く、都市部はあまり注目されてこなかったかも知れません。
しかし、そういった街も魅力的な観光スポットを備えています。
三重県最大の都市である四日市市は、名古屋への通勤圏内であることから、人口も県内で最大の規模を誇ります。そして、中京工業地帯の一角を担う四日市は、沿岸部に四日市コンビナートという国内屈指の工業地帯。そんな工場群が観光スポットとして注目されています。
今回は、四日市コンビナートの夜景を楽しめる「うみてらす14」をご紹介します。
日本五大工場夜景:四日市の夜景
太いパイプや煙突が立ち並ぶ工場が果たして観光スポットとなるのでしょうか。
実は、ここ数年、工場の夜間照明や煙突・配管・タンクといった構造美を愛でる「工場萌え」と呼ばれる人たちが急増。しかも女性が多いというのですから驚きです。
これまで観光の分野で注目されることがなかった工場群が人気を帯びてきたことで、全国各地の工業地帯でも夜景鑑賞ツアーを実施するなど、観光客の呼び込みに力を入れています。

そして、この四日市コンビナートの夜景は、北海道室蘭市、神奈川県川崎市、山口県周南市、福岡県北九州市と並んで「日本五大工場夜景」のひとつに数えられています。
そうです。四日市コンビナートは、日本屈指の工場夜景が見られるところとして、工場萌えの人たちの聖地となっているのです。
地上90メートルからの展望
そんな、日本屈指の工場夜景を上から見下ろせる展望台が、「うみてらす14」です。

うみてらす14は、四日市コンビナートが広がる四日市港に聳える四日市港ポートビルの14階にある地上90メートルの高さにある展望室です。
エレベータで14階に上がると、そこには東西南北全ての面が見渡せる展望室となっています。昼間は、遠くに中部国際空港セントレアや名古屋の街並み、そして鈴鹿山脈の山々まで見渡すことができます。
しかし、工場の夜景を楽しむなら週末に訪れましょう。
平日は、展望室の営業時間が午後5時に終了してしまいます。それが、土日および祝日には午後9時まで延長されます。

夜景を撮影したい人は、館内で三脚を設置して撮影することが許可されています。また、窓ガラスの反射を避けるために受付で暗幕の無料貸出も実施しています。(2020年8月現在は、コロナウイルス対策のため貸出中止)
暗闇に浮かび上がる鮮やかな工場のシルエットはとても幻想的で、ロマンチックな雰囲気を味わえるのでデートスポットとしても大人気です。
港について学べる学習コーナー
うみてらす14のフロア内には、四日市港について知ることができる学習コーナーが設置されています。

それぞれのコーナーにテーマが設けられています。
「1.港のあゆみコーナー」では、四日市港が近代的な港に発展していた歴史を学ぶことができます。
「2.港のやくわりコーナー」では、日常生活に必要な貨物の輸出入、海沿いの公園の整備などのやくわりを学び、
「3.港ではたらくコーナー」では、輸入された貨物が私たちに届くためにどのような仕事をしているのか知ることができ、
そして「4.港にしたしむコーナー」では、私たちが集まって楽しめる港づくりの様子を学ぶことができます。
我らがナビゲーターの里果ちゃんも「港にしたしむコーナー」で貨物船操縦シュミレーターで船長になりきって船の操縦を体験。大はしゃぎで楽しむ様子が番組で紹介されていますので、ぜひ動画を見てみてください(笑)
まとめ
いかがでしたか?
今回は、四日市の美しい工場夜景を楽しめる「うみてらす14」をご紹介しました。
開館時間 | 午前10時〜午後5時 土日祝日は午後9時まで。 |
休館日 | 水曜日(祝日の場合は開催)、12月29日〜1月3日 |
入場料 | 一般(高校生以上)310円 中学生以下 無料 団体(20名以上)一般(高校生以上)240円 |
三重県は観光資源の宝庫ですが、夜間に観光できるスポットはあまり多くないので貴重です。美しい夜景を眺めたら昼間の疲れも吹き飛んでしまうかも知れませんね。
皆さんも是非、四日市が誇る美しい工場夜景を楽しんでください。

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