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三重県の観光地といえば、伊勢神宮や志摩半島、熊野地方など、沿岸部や県南部が取り上げられることが多いかと思います。
これまで、県北部はあまり注目されてこなかったかも知れません。しかし、各地自体は地方創生のための取り組みを進めています。
今回は、三重県最北の街、いなべ市が新たに取り組んでいるまちづくり拠点「にぎわいの森」をご紹介します。
目次
新庁舎とともにスタートしたにぎわいの森
三重県最北の街として、岐阜県と滋賀県に隣接するいなべ市は、風光明媚な静かな街。

そんな、いなべ市の市庁舎が2019年(令和元年)5月17日に既存の4庁舎の機能を集約した新庁舎として開庁しました。
その真新しい庁舎のすぐ横に小さな森が広がっています。それが、この新庁舎とともにオープンした「にぎわいの森」です。

「にぎわいの森」は、単なる誘客のための商業施設ではなく、農業振興や生業・就農促進、商業・観光振興、市民協働の促進など、まちづくり、ひとづくりの拠点として位置づけています。

森の中を歩いて進んでいくと、ところどころにヒュッテ(小屋)が現れ、そこで提供されているトップレベルの食やいなべの農に関する商品を手にすることができます。
まさに、にぎわいの森はいなべ市の新名所なのです。
飲食、物販、農業のトップランナーが集う
そんなにぎわいの森の出店者の多くは、名古屋や大阪の人気店として知られるトップランナーたち。
その多くが、いなべ市に移住してにぎわいの森で最高品質の食などを提供しています。
キッチュ エ ビオ いなべ

食オーガニックをメインに、ワインや調味料、デザインのお洒落な食材などがふんだんに揃うフードブティックです。もちろん、いなべ市ならではの商品も充実しています。
ランチタイムにはいなべ市の地元野菜などを使ったデリプレートランチを味わうこともできます。(10:30~14:00)
営業時間 10:00~17:00
休業日 火曜日
電話:0594-72-7773
ロブ いなべ ヒュッテ

にぎわいの森にくつろぎの場を与えてくれるカフェ。牛肉100%のボリュームたっぷりなハンバーガーや、オーダーを取ってから作るふわふわのパンケーキなどが人気です。老若男女問わず集えるカフェとして親しまれています。
営業時間 カフェ10:00~18:00
休業日 無し
電話:0594-72-6486
※当面の間、火曜日定休とし、午前11時~午後5時に営業時間を短縮します(ラストオーダー16時30分)。
魔法のぱん

食パンで有名な名古屋のベーカリー「プーフレカンテ」が、2号店としてにぎわいの森に出店したのが「魔法のぱん」です。高いクオリティを保ち、良質ないなべ食材を使用することにこだわったリーズナブルなパンを提供します。
番組では、ナビゲーターのりかちゃんが焼きたての魔法のぱん(食パン)を味わいました。こちらの動画も是非ご覧ください。
営業時間 9:00~18:00(売切れ次第終了)
休業日 火曜日・水曜日
電話:0594-87-7007
r26 (エールヴァンシス)
大阪の人気パティスリー、「パティスリーラヴィルリエ」がにぎわいの森に新業態店として出店しました。その人気は全国的に知られているため、新たないなべ土産として定着するかも知れません。地元素材を活かしたシンプルな洋菓子を中心に、夏はアイスクリーム、冬はチョコレートも提供します。
営業時間:午前10時から午後7時
休業日:火曜日・水曜日
電話番号:0594-87-7130
※現在、営業を見合わせています。
食肉加工屋 FUCHITEI

名古屋の人気ビストロ店だった「FUCHITEI」が、名古屋の店舗を閉鎖して、いなべに移住しオープンさせたのが、この「食肉加工屋 FUCHITEI」です。「作るものも、作る人もメイドインいなべに徹底」というこだわりで、いなべ産の精肉を使用したハムやソーセージなどを提供しています。
営業時間 11:00~16:00(売切れ次第終了)
休業日 火曜日・水曜日
電話:0594-87-6017
ブルーチップファーム

愛知県常滑市にあるファームが、にぎわいの森の一角に試験農場として、赤ワイン用のブドウとして知られるメルローを栽培しています。数年後にここで収穫されたブドウを使ったワインを製造する計画です。栽培から加工販売までを担うブルーチップファームは農業の新たなかたちを見せてくれます。
WEB:http://www.t-bluechip.com/
豊かな自然を活かすいなべ市
三重県最北部、鈴鹿山脈の麓に広がるいなべ市は、豊かな自然、里山、農産品などのローカル資源に恵まれています。
近年、都市部の一極集中化が見直されはじめ、豊かな自然に囲まれた環境での生活や仕事が注目されています。
いなべ市は、こうした地元の自然環境を最大限に活かしたまちづくりを進めています。その一環として、食や農を身近に感じてもらえるワークショップや、自然を楽しむツーリズム事業、移住プロジェクトなどを推進しています。
充実したアウトドア施設もよく知られおり、2021年には北欧デンマークのアウトドアブランド「ノルディスク」がプロデュースするアウトドアフィールドがいなべ市の宇賀渓にオープンする予定です。

今回ご紹介した「にぎわいの森」をはじめ、地元の自然を活かしたいなべ市の今後のまちづくりに期待が膨らみますね。
まとめ
今回は、三重県最北の街、いなべ市のにぎわいの森をご紹介しました。
豊かな自然を活かしたまちづくりに力を入れている様子を見ると、キャンプなどのアウトドアに訪れてみたくなります。
三重県への観光と一口に言っても、まだまだ県内いたるところに各地の知られざる魅力が溢れていることがわかりますね。
是非、皆さんも三重県を旅するときは県内のあらゆるところ巡って、その土地ならではの魅力を発見してみてはいかがでしょうか。

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